感染拡大を防止するために　冬に向けて

　新型コロナウイルスの感染防止への取り組みに際し、医療現場の最前線でご尽力されている皆様、私たちの生活を支えるためにご尽力されているエッセンシャルワーカー等の皆様、感染拡大の防止に努力されている市民や事業者の皆様、様々な支援の手を差し伸べていただいた多くの市民、各種団体や事業者の皆様に心から御礼と感謝を申し上げます。

　新型コロナウイルス感染症流行の波は、ここに来て第3波といわれるように全国的に感染者の数が急増しております。特に東京都においては、11月19日公表の速報値で一日あたりとしては過去最多の534人が感染している状況です。同日開催の東京都モニタリング会議では、感染状況について急速な感染拡大の局面を迎えたとして、感染状況に関する警戒レベルを最高レベルの「感染が拡大している」に一段階引き上げました。また、医療提供体制については、これまでの「体制強化が必要である」を維持しました。
　最近の傾向としては、家庭内、職場内、施設内の感染が多くなってきており、年代では、20代、30代に限らず、40代以上の感染者数も増加しています。特に重症化リスクの高い高齢者の方への感染機会をあらゆる場面で減らすことが必要となっています。そして、小金井市の感染者数は、11月19日時点の東京都の公表で累計156人（退院等144人）となっており、さらなる感染拡大防止に努めていく必要があります。

　市民の皆様におかれましては、引き続き「感染しない、感染させない行動」をお願いします。特に冬の時期を迎え、マスクの着用、人と人との距離の確保などの基本的な感染症対策に加え、寒い環境においても換気をしていただき、適度な保湿を行っていただきますようお願いします。また、飲食店の皆様には、引き続き十分な感染防止対策をお願いするとともに、東京都が発行している感染防止徹底宣言ステッカーの活用もお願いします。私達一人一人の行動を大切にしていきましょう。

　小金井市といたしましても、本日11月20日、「新型コロナウイルス感染症　小金井市緊急対応方針　第4弾」を公表いたしました。小金井市医師会や東京都多摩府中保健所等の関係機関と緊密に連携した市民の皆様の命と健康を守る感染症対策、市民生活や事業者等の皆様を支えていく様々な支援策を継続的に展開して参ります。　

　新型コロナウイルス感染症は、誰もが感染する可能性があります。全国で不当な差別や心無い偏見が社会問題となっています。感染された方とそのご家族、私たちの生活を支えている方々とそのご家族に対する差別や偏見は決してあってはなりません。

　11月21日からの3連休、年末年始に向けて、会食や人との交流が増える時期となりますが、私達一人一人が感染症対策を十分に行い、健康管理に十分ご留意してお過ごしいただきますようお願い申し上げます。